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事前に心構えなどをお伺いしたところ
「真っ白な気持ちでどうぞ」との言葉通り、
知識ゼロのままキモノに身をつつみ、
緊張しながらも『組香』を
体験させていただきました。
取材協力店舗:『香十』 有限会社 オフィスほの香



「茶道」や「華道」は聞いたことあるし、もちろんお稽古しているという人もたくさんいるでしょう。
しかし「香道‐こうどう」という聞きなれない芸道があるらしい!
「道」とつくからには、難しい作法や決まりごとがたくさんありそうで、二の足を踏んでしまいそうだけど、どんな世界なのかのぞいてみたいー!という想いをしっかりうけとめてくださったのはロープウェイ街にある『香十』さん。
ショーウインドウに飾られている和小物が気になるアノお店です!
店内にはたくさんのお香やお道具と香りがほのかに・・・
お香の香りってなんてやわらかいのかしらん。





お店の奥、黒塗りのテーブルには
お道具が用意されています
はじめてみる小さなお道具たち
ちょっとままごとみたいなお道具たちです。

そのお道具とともに準備されていたのが
半紙に書かれた和歌

中秋の名月の美しさを詠った和歌はまさに秋にぴったり!!

和歌をお題にして香りから情景を鑑賞するというのが、「香道」なんだそう。


まずは香木を焚く準備から。
香炉には灰が入っています。
この灰の下には炭がたかれていて、
灰はつねに温められています。
手をかざすと、あったかくて気持ちいい位の温度。
そして灰に箸目を入れて中央にそっと火穴をあけたら、その上に雲母をおいて香木をおきます。
あたためられた香木から立ち昇る香り。
まずは香炉を手でふさいで、香りをためてから手をまるめ指の間に鼻をつけます。

(香道では『嗅ぐ』ことを『聞く』というのだそうです) 
三枚の千代紙には『秋草』と名づけられた香木がふたつ
『月』と名づけられた香木がひとつはいっています。
香木の名にも季節あり
それを一つづつ焚いて、
何番目に「月」が出たかを当てるのです。

「香道」に込められた日本人の感性が作った小さな宇宙。
その世界に身をゆだねることが、こんなに心地いいとは・・・!

最後に手記録紙になまえと答えを書いたら、答え合わせをします。

答えは残念ながら間違っていましたが、香りを聞くうちにすっかり緊張もほぐれ、橋本先生のお話を聞くうちに和の冒険の世界に興奮すらしてしまいました。




まったく未知の世界だった「香道」
簡単に言ってしまうと「香り当てゲーム」だけど、そこに日本人たる美徳や知恵や繊細な感性がたくさん詰まっていて、日本文化ってすばらしい!と改めて思いました。
遊びの奥に学びの扉がある・・・「香道」の虜になりそーう!


五感を養う 感性を磨く近道は、和文化という身近な世界にあるのかもしれません。
この秋、「香道」という古くて新しい世界で女の幅を広げてみませんか?



香道とは

一定の作法のもとに香木をたき、立ち上る香気の異同によって
古典的な詩歌や故事、情景を鑑賞する文学性、精神性の高い芸道です。
香道では香りを「嗅ぐ」と言わず「聞く」と表現します。
現代の香道では、和歌や物語文学の世界を主題にした「組香」が主流です。
そこでは、いくつかの香木がたかれ、香りを聞きわけあいますが、
優劣を競うものではなく、あくまで、香りで表現された主題を鑑賞し、
その世界に遊ぶのが目的です。



  『香十』 有限会社 オフィスほの香

オーナー兼講師 橋本典子先生
松山市大街道3−2−12
089−932−7248
定休日 水曜日
営業時間 10:00〜18:00

HP http://honoka.fem.jp/


Writing : ゆかりなでしこ

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