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お話をきかせていただいたのは

徳永 孝さん
Tokunaga Takashi


1974年  松山市生まれ
FLORオーナー

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略歴
三津生まれ、三津育ち。20代の時に世界を放浪し、イタリアの家庭に居候しなが ら料理を学び、帰国。2003年にFLORをオープン。 本場仕込みのイタリア料理はもちろん、ロハスな取り組みをしている店としても注目されている。


Chiho(以下C): 環境や人にやさしい取り組みをいろいろとされているそうですね。


徳永さん(以下T): 他のお店ではたぶんやっていないだろうなと思うのが、洗剤を使わないことですね。 皿洗いや店の清掃など、洗剤を使ってきれいにするのが一般的ですが、うちでは一切使っていないんです。使っているのは、石けん、クエン酸、米ぬか、重曹のみ。これでがんばってきれいにします。 洗剤を使ったほうが早くきれいになるし、コストも抑えられるけど、お客さんの健 康を考えたら使えないです。
洗剤に入っている界面活性剤は、人に影響があるだけでなく、自然界で分解しないので 海に流すのもよくないんです。洗剤を使っていた頃は手荒れもひどかったんですけど、 石けんを使い始めてからは、荒れなくなりましたね。


C : お店に採れたて野菜やハーブが並んでいますが、これらは地元産ですか?

T : ハーブや一部の野菜は自家菜園なんで す。最初は、自分でつくったほうが安いか らというくらいの意識だったんですけど、 だんだん興味を持ち始めて。お店で出た生 ゴミを肥料にして、作っています。ゴミも 減らせて一石二鳥ですよ。 自分でつくっていない野菜も、できるだけ 地元の無農薬や減農薬野菜を使用していま す。近所の農家の人に声をかけて分けても らったり、魚介類は三津なので近所の漁師 さんからいただいたり。
イタリア料理店なので、パスタ、チーズ、小麦、オリーブオイ ルは仕方がないんですけど、それ以外のものは出来るだけ地元のものを使って、フード マイレージを抑えようと思っています。

C : 店内、手作り感があふれていて、とても 居心地がいいです。よく見るとかなり古い木 材を使用していますよね。

T : 今年の1月に3回目のリニューアルをしたんですよ。廃材を使っていて、木を再利用しています。木は管理をしっかりしていたら、古くなるほどに丈夫になるんです。今、三津地区にある木村邸という古民家の管理人もしていて、そこにもどうにかしていきたいなと思っています。修理をするとお金がかかるからといって、壊すわけにもいかないんです。木は燃やす二酸化炭素が排出されますけど、古民家のまま保存すると排出は抑えられます。古い建物を残すことは、ノスタルジーという側面以外に、環境を守ることにも繋がっているんです。


C : 徳永さんの取り組みは、毎日の生活にきちんと根付いていて、自然体ですね。 いくら環境にいいからといっても無理をしすぎると続かないですよね。

T : 少しずつ、何かがベターになっていくのがいいことなのかな。例えば、マイ箸を使わない人を否定するのではなくて、その人なりに考えていたらいいと思うんです。マイ箸は使わないかもしれないけど、車に乗らない生活を送って

いるとか‥‥。それぞれの人が自分で考えて、少しでも環境のことを考えた生活を送れば、地球も長生きできるんじゃないかと。そのためにも、自分は周りの人より、一歩先を歩いていたいですね。本を読んだり、意識の高い人と接したり、いいと言われていることを試してみたり、少しずつ学んでいきたいと思っています。

徳永さんのわたしにとってロハスとは
学んで実践、少しずつ何かをベターにしていくこと。

ありがとうございました。

  writing:chiho

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