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お話をきかせていただいたのは

小川万里子さん
ogawa mariko


1947.12.19生まれ
合同会社B&Mカンパニー代表社員
MOTHER EARTHオーナー

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略歴
高校教師として13年間勤めた後、母の介護を機に退職。その後、就職するも「自分で何かをやってみよう」と思い立ち、TV番組で偶然知ったフェアトレードのお店「MOTHER EARTH」を2006年12月にオープン。お店を通して、人にも地球にもやさしいフェアトレード・コミュニティトレードの情報を発信している。



Chiho(以下C)
細長い路地にテーブルが並べられ、たくさんの雑貨や洋服、食品が所狭しと並んでいますよね。どれも日本のモノではなく、外国商品のようですが、どこでつくられたものなんですか?

小川さん(以下O) どれも開発途上国のものです。具体的にはインド(ヤギ革製品、オーガニックコットン製品、ミラー刺繍製品)、ネパール(手編製品、布製品、カレー、コーヒー)、バングラディシュ(衣料品、ジュート製品)、ペルー(アルパカニット)、ジンバブエ(Tシャツ)、ブラジル(コーヒー)、タイ(衣料品、少数民族手刺繍品)、ケニア(サイザルバッグ)などです。天然素材、手織、手紡ぎ、手染、手刺繍といった機械に頼らない、人の手仕事によって作られた品物がほとんどです。食品についても、有機食品、添加物なしで、素材のよさが十分に活かされる昔ながらの方法で作られています。どれもフェアトレード商品なんです。



C 「フェアトレード」という言葉、最近、少しずつ浸透してきていますよね。

O そうですね。「フェアトレードのお店なんですね」と言いながら入ってこられるお客さんもいて、励ましてもらうことがあります。ヨーロッパやアメリカではもうずいぶん前から盛んですが、日本では1970年代以降の動きです。開発途上国の品物はあちこちにありますけど、よくあるのは現地で安く仕入れて、日本で高く売るパターンです。でもこれはフェアではありませんよね。商品の価値に見合った価格で買って売ることが大事で、先進国から途上国へうまくお金がまわる仕組みをつくらなければいけません。途上国で作られた品物を大消費地である先進国で使う、あるいは先進国から途上国に仕事を提供することで、地球全体にお金が回って、世界が健全に生きていくことができるのです。簡単に言えば「お買い物で海外協力」というのがフェアトレードなんですよ。


C フェアトレード商品はどのようなルートで日本に入ってくるのですか?

O フェアトレードの流通ルートは、日本のNGO等が独自に先方のNGOと協力して作っています。計画的、継続的に生産・販売を続けていて、これまでの一般の流通とは全く別のものです。こういった生産活動は、現地の人たちの生活を安定させたり、女性の自立をサポートすることにもつながります。女性の手に職があれば、子どもを学校に通わせることもできますしね。
また、ここ最近、国内でも地域と都会の間のものの流れを活性化させて、地域の生き残りを図ろうとする「コミュニティトレード」という取り組みが始まっています。


C 小川さんにとって、ロハスとはどのようなものですか?

O すべての生き物の運命共同体である「宇宙船地球号」をできるだけ長持ちさせることです。前の世代から受け継いだ環境を損ねないで、次の世代に渡したい。そのためには、環境の大破壊を招いている戦争はどんな正義の戦いであっても、してほしくない。自分だけ、今だけよかったらよい・・・ではなく、私に、作る人に、地球にやさしい生活が大切で、それこそがロハスなのだと思います。 日本人は「作る」ということから離れた生活を送っているように感じますが、品物のよさを認めるのは、作った人への敬意を表すことにもつながります。作った人を身近に感じて、気持ちを重ねられるようでありたいですね。


小川さんの、わたしにとってロハスとは
運命共同体である「宇宙船地球号」を
次の世代に傷つけないで渡していくこと。

ありがとうございました。

  writing:chiho

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