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きものをまとう。花を生ける。お茶を点てる。芸能を楽しむ。
四季のうつろいや年中行事にこころを傾ける。
それって新鮮な喜びと驚きに満ちた和の冒険なのだ!
三十路の手習いのおとぼけぶりを乞うご期待!
 
 
 ■■書道との出会い
 
  小学校入学から約5年間通い続けた書道教室。ゆかりなでしこが『悪夢の火曜日』と呼んでいた書道教室の日。どんなお稽古をしていたかも思い出せない位、ほんとうに嫌々通っていました。そんなわけで上達するわけもなく、進級することもなく、早く終わることを願うだけのお稽古の時間。しかも手や顔を墨で汚しては家でも怒られるという悪夢の連鎖。ヘタの象徴!6年生の春、先生にとうとう『もう来なくていい!』と言われたのが筆を持った最後の日。さすがにこのときは落ち込みました(涙)こんな苦い経験したゆかりなでしこにとってお習字=悪夢というイメージだったのでした。  
 
しかしお茶に親しむようになると、お軸やお茶会の時の会記(お道具の一覧表)など、筆字を目にすることも多い。最近は一文字の筆ブームもあって、楽しそうに筆を持つ姿をテレビで(SM○Pも書いてましたよ)みたりして筆字に興味を持ち始めた矢先、「筆遊び」のお誘いを頂いたのでした。  
 
すらすらとしたアート的な字に「こんなの書いてみたーい!」とすっかりのその気になって参加を申し込んだのでした。
 
 ■心待ちにした筆遊びの当日。
 
参加者は全部で7名。年上の女性ばかりだったので恥をかいても平気!と肩の力を抜いてのスタート。
 
 
教えていただいたのは書家・堀内智仔先生。
字の印象通り、やわらかい雰囲気。
 
 
 
■まずは筆選び。

羊毛や馬の尻尾、口髭など太さも筆質も色々。
筆を『なでなで』してその感触の違いを楽しみつつ、選んだのは「猪毛」
 
今回は2時間で作品を書き上げるというのが目標なので、最短のお稽古コース。とにかく書きましょうーと促され、筆に墨をたっぷりふくませて、白い紙に筆を置いてみる。なつかしいこの感覚! でも筆の持ち方はちゃんと覚えてた。あの5年間も無駄じゃなかったのね。そして横に縦に斜め円のようにくるくると・・・先生の言われるままに筆を動かしていく。  
 
  なんだか固いぞ! まわりはぐんぐん紙がまっくろになるまで書いている。ゆかりなでしこもつられてどんどん真っ黒にしていく。紙を一枚真黒にした後は、基本的な筆の持ち方や、筆の運びを習う。まず書いてから習う これだと楽しさが先にくるから素直に書けそう。
 
そして今までお習字で習っていた「こどものかな」ではなく「おとなのかな」をお手本をみながら練習。  
 
これで基本は終了。いよいよ「筆遊び」に突入です!
 

かごにいれた桜の花びらの紙を一枚づつとると、お手本の字が書いてあります。
「空」「遊」「夢」「桜」・・・
ゆかりなでしこが引いたのは「笑」
ほんとに笑ってるー!
しかしいざ書いてみると全然笑わない自分の字に悪戦苦闘!
 
しばらく全員無言になってもくもくと練習・・・。ゆかりなでしこも真剣です!
先生が一人ずつまわってくれます。先生の字は書くたびに表情が変っていくので、すべてライブな作品のよう。アドバイスしてくれたのは「字より筆使い」 筆を自由にねかせたり返したり。そして書くのは心だよ。

参加のみなさんは懐石料理のお店をされていたり、古民家の暮らしを楽しまれていたり、「遊びの達人」の女性たち。年を重ねたおもしろさが筆に現れています!
ゆかりなでしこの筆はかたいっ!まだまだ味気ない!青いーっ!
 
  達人たちをまねて、「笑」以外に自分の字を書いたり、好きな字をかいて、めいいっぱい遊んでみる。いつのまにやら額には汗が・・。じつは筆を持つのは歌うとか踊るのに似ている感覚なのかも。自分の内側が出てしまう、まさに自己表現。
 
そして書き上げたのはこの一文字
 
 
春の風をいっぱいに吸いこんで、咲きたいと願っている桜。
そんなイメージで書きました。
書き上げた後は脱力感と満足感。そんな顔してますねー。
 
■取材を終えて

筆に夢中になったあっという間の二時間。とにかく楽しかったとー! 「筆」というあたらしい表現方法を教えてもらったことに大いなる感謝。そして自分のこころに向き合えた貴重な時間でした。「筆」もまさしく和の冒険でした!
 
 
■information
 
創造工房 智遊庵‐CHIYUAN‐
書家・堀内智仔
〒797-0031 愛媛県西予市宇和町杢所154番地
TEL 0894(62)3472
大街道「おいでんか」にで毎週木曜日13:30〜19:00教室を開催しています。
体験などあり。詳しくはお問い合わせください。
 
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