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28歳、オンナの選択。にんぷちゃん


私のなかに新しい命がいるとわかってから、「自分の食べたもの=チビの成長のもと」という感覚が生まれ、毎日の食べ物に気をつかうようになった。

とはいえいいものを食べる、というわけではなく、「3食きちんと食べる」こと。



・・・んなもん当たり前じゃないか、と思うでしょうが、当時の私の仕事は、広告会社の制作部。
流通関係の広告は校了間際の変更があたりまえで、修正が入れば即対応せねばならず・・・。CMの撮影や編集だと、深夜までスタジオに籠もることだってザラ。9時半に出社してから定時の5時半で帰ることはほとんどなく、当然昼ご飯や晩ご飯の時間が大狂いするのがあたりまえの世界・・・。

ただでさえ体調が崩れがちな職場なのに、妊娠したとなるといままで通りの仕事の流れをやってると、カラダにいいわけがない!
まずは基本の「生きるペース」を整備する必要があると思ったのだ。




悩んだ末に出した答えは、退職。

実は私、妊娠する半年くらい前から、原因不明の湿疹に悩まされており、病院を転々としたものの原因がわからず、処方された薬は「これを飲んでいる間は絶対に妊娠しないように」なんていわれるほど、きついものばかり。
数日の休養をとり、回復したとおもいきや、復帰後また再発。
(結局根本的な解決にはならなかったんですね。)
カラダはそんな状態でも、仕事はとても充実していて、つらいけど楽しかった。
しかし一度その理由で退職を申し出たときには、後任を探すことが非常に困難という理由もあり聞き入れてもらえなかったけれど、妊娠が理由となると話は別。
出産後すぐ復帰するという理由で休職も勧められたものの、正直出産したことないし、どのくらいで体力が戻るかすら見通しがたたなかった。
あとは、「会社は皆で働いた儲けを社員で分けて成り立っている集合体」なのに、いつ復帰できるかどうかわからない働き手というポジションになるのもいやだったし、なにより自分がその間きっとつらい思いをすることになる・・・と思い、退職を決意。




皆、思うところはあったと思うが、拍手で送り出してくれた。
いつかはフリーで働きたいと思っていた私にとって、
妊娠が迷いを断ち切ってくれる最大のチャンスだった。
「もしかしたら、この子は私を助けてくれたのかも・・・」と、今になって思う・・・。

そんな私の不安をよそに、
1ヶ月ごとにみるみるでかくなるチビ。
米粒みたいなものが、2頭身になり・・・手ができ・・・
人間と判別できるようになってきました。



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更新日:2006年4月22日
 
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