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28歳、オンナの選択。にんぷちゃん


病院についたのが深夜2時過ぎ。


完全に酔っぱらいのダンナちゃんと、お義母さん、いもうとちゃんと共に病室へ。
私の通っていた産婦人科では「病室での待ち合いは立ち会いの人のみ」という決まりがあったのでお義母さんといもうとちゃんは自宅へ。
苦しいながらもカメラを向けられるとついピースサインをしてしまう妊婦。
ちなみに陣痛真っ最中。(しかし、この頃はまだピースできるほど余裕があった。)


ダンナちゃんと二人きりになった病室。陣痛はまあまあのペースで進んできた。
・・・すると、突然ダンナちゃんが立ち上がり、トイレにいったと思えば・・・

「おええええええ!」

・・・ええええ?!
吐いてらっしゃる!? Σ(T□T)

トイレ(同室)からきこえるゲゲゲな音を聞くたびに、さらに怒りが込み上げてくる。しかし怒っている余裕はない。いままで、こんなに自分の感情をコントロールできないほど痛いことがあったかな・・・。思い出したのは数年前の骨折。左手首をぽっきり折った際の整復のときの痛さも相当だったけど・・・今回ばかりはちょっとジャンルが違う。
腹がたつので携帯で写真撮ってやった。


・・・と、そこへ看護士さん登場。
ソファで寝ているダンナちゃんを見つけ、激怒!

寝るんだったら帰って寝てください!
奥さん、もう、だんなさんじゃなくてお母さん呼びましょう!あなたのためよ!!

ナイスな看護士さんのアドバイス?により、お義母さん再登場。陣痛の腰の痛みが襲ってくると、ピンポイントでグイグイと腰を押してくれるのが心強い・・・。ダンナちゃんは夜が明けるまで、車の中で仮眠をとることに。



午前6時半。
突然なにかがドバっと出た!?これが破水?!と思ったら、ただのおしるし。あわてふためく私を見かねて、「じゃーそろそろ分娩室いきます?」ということで移動することに。
看護士さんに脇を抱えられ、とらわれた宇宙人状態で搬送。

この産婦人科では陣痛室と分娩室が一緒になった、いわゆるLDRというところ。イザというときにはベッドが分娩台に変わるのです。う〜ん画期的。
やっとの思いでベッドにたどりついたときにはちょうど陣痛の波間で、わりと冷静にお茶やタオルの準備。
LDRに入ってから、いままでの陣痛は陣痛じゃなかった!と思うほどの痛みに変わるものの、基本的に部屋には私と酔っぱらいのダンナのみ。これ、立ち会いなしだったら一人なんだよなあ。これは淋しいなあ。酒くさいけど、ダンナちゃんの存在が頼もしかった・・・

陣痛は間隔が短くなり、1分おきに痛みのビッグウエイブがやってきて、波がひくとうそみたいに平気になる。その隙に、運ばれて来た朝食(陣痛セット。おにぎりとか、バナナとか、即エネルギーになりそうなものが!)をガツガツ食べる。なんだか、食わなきゃもたない!と思った瞬間、本能を悟った。・・・この波との戦いは、とにかく疲れた。出産は体力勝負、といわれた理由を実感。そりゃそーだわ。体力いるわ。

陣痛の痛みにも飽きてきたころ。午前8時。
間隔が1分なのか、1時間なのかわからないくらい時間の感覚がなくなってくると、一睡もせず酒を飲んでいたダンナも睡魔に襲われ、陣痛の合間には二人でストンと眠ってしまっていた。いつ産まれるんだろ、いつまで続くんだろ・・・、と思いつつ看護士さんに聞いてみたところ、「もうちょっとよ〜」としか返事がなく、しまいにイライラしてきて「具体的にどのくらい、ちょっとなんですかね〜?」と聞くと
「そうね〜、あと、2,3時間かな?破水でもしたら違うんだけどねー。」
と、笑顔で答えられてしまい、一瞬、ダンナともども目の前が真っ白になった・・・。

いままで、「声を出すなんて大人げない」「いきんじゃダメ」と理性を保っていたのだが、「もーどーでもええわ!」と一気に開眼。

うぎゃ〜!痛い!いたいよおおおお!!!」めいっぱい叫ぶ。
ふぬぬぬぬ〜といきんだりもした。(真似しないでくださいね・・・)
完全にキレた妊婦。怖い。

そんな折、隣から「ぎゃ〜!痛い!痛い!」という声が聞こえ、我に帰ったその瞬間、バタバタと看護士さんが隣へ移動、どうやらお隣さん、出産らしい!

ほっとかれた感が否めないこの状況(実際はほっとかれてるわけじゃないけど)、こりゃ隣が産まれるまでムリやな、と半分あきらめていたら、そのうち私も破水!ついにキター!!!

隣の出産を終え、こんどは私のほうの部屋に看護士さんと助産士さんが登場。
ばたばたと機材がはこばれ、ベッドがあれよあれよという間に分娩台へ!

キタ!
・・・出せる!(T▽T)



→最終回#02:やっとの思いでご対面。へつづく



←Note:5【陣痛デビュー! 〜いよいよ出産〜】



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更新日:2006年9月07日
 
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